【成約インタビュー】信頼できる担当者と出会い、安心して会社を託せました(譲渡企業インタビュー)

- 後継者問題の解決
株式会社ユーワは長年横浜市でビルメンテナンス業を営んできた会社です。オーナー経営者の西村様は長年会社を支えてこられましたが、体力も限界に近づき、廃業を検討されている状況でした。「どんなに小さな会社でもM&Aできます」というジャパンM&Aソリューション株式会社の担当者の声に励まされ、見事同じ横浜でビルメンテナンス業を営む株式会社千代田企業様とM&Aを締結されました。初めてのM&Aをどのように成約に導かれていったのか、お話しを伺いました。
Q. まず、M&Aを検討される前の経営状況について教えてください。
A. 私が畠中さんと出会ったのは77歳の頃でした。
当時は、経営者として「あと3年を目途に会社を閉めよう」と考えていました。というのも、多くの経営者の例に漏れず、ユーワには当時後継者候補が不在の状態が長く続いており、私が80歳になるのを機に会社を廃業しようと考えていたのです。
親族には、娘が一人おりましたが、彼女は彼女で別の仕事をしており、事業を引き継ぐのは難しい状況でした。そこで、先ほどの、「3年後には廃業」という形で会社を終える準備を進めていたんです。
そんな折、いつもお世話になっていた水戸証券様から「ジャパンM&Aソリューション株式会社というM&A仲介の会社がありますよ」と御社をご紹介いただきました。
その頃は、M&Aという選択肢自体を全く知りませんでした。M&Aというのは大企業同士の話だと思っていましたし。最初は正直、半信半疑で、「うちみたいな零細企業を買ってくれる会社なんてあるの?」という思いでしたね。
Q. M&Aという言葉には、どのような印象をお持ちでしたか?
A. それまでの私は、「M&A=大手企業の話」というイメージを持っていました。小さな会社が対象になるなんて考えたこともなかったんです。
ただ、ジャパンM&Aソリューションさんをご紹介してくださったのが、ほかでもない水戸証券様でしたので、不安や疑いはありませんでした。
最初は「ダメでもともと」という気持ちでお願いしましたが、やり取りを重ねるうちに、その誠実な姿勢にどんどん信頼が深まっていきました。
Q. 初回の面談では、どのような話をされたのですか?
A. 初めてお会いしたときに、率直に自分の希望条件をお伝えしました。
会社の売却価格のほか、私自身が保有していた小さな不動産のことなど、正直にすべて話しました。
少し無理のある希望だったと思いますが、畠中さんは「その条件で頑張りましょう」と前向きに受け止めてくださいました。
その一言が本当にうれしかったですね。私はどちらかというと慎重な性格で、初対面の方にすべてを任せるのは難しいタイプなんですが、畠中さんはとにかく対応が早く、細やかで、こちらの立場に立って考えてくださる方でしたので、安心して進めることができました。
Q. 買い手候補はどのくらいの数をご紹介させていただいたのですか?
A. 最初に3社をご紹介いただきました。しかも驚くほどスピーディーに動いてくださったので、あっという間に面談まで進みました。
どの会社も丁寧に対応してくださり、私の希望条件を踏まえて誠実に話をしてくれました。さらに、その後も何社か候補をご紹介いただきましたが、最終的には3社の中から株式会社千代田企業様とご縁がつながることになりました。
「こんなに早く、こんなにきちんとした会社が見つかるなんて」と当時は信じられない思いでした。畠中さんのフットワークさと行動力には、本当に感謝しています。
Q. 面談を重ねる中で、気持ちや考え方に変化はありましたか?
A. もともと80歳までに「会社を閉める」という前提でいましたので、正直そこまで欲張る気持ちはありませんでした。
でも、複数の会社とお会いして話をしていくうちに、「どうせならきちんと引き継いでくれるところに譲りたい」という思いが強くなっていきました。
私はお客様との関係を何よりも大切にしてきましたので、「お客様に迷惑をかけない」「引き継ぎがスムーズにできる」「信頼関係を大切にしてくれる」――その3点を最優先に考えるようになりました。
特に、後継者問題を解決し、これまでユーワと長年一緒に仕事をしてきた取引先の方々に安心してもらえること、それが一番の願いでしたね。
Q. 最終的に譲渡先を決めた決め手は何でしたか?
A. 一番は「お人柄」です。
最終的に譲渡した千代田企業様の社長、そしてご子息である副社長・専務とお会いしましたが、本当に皆さん誠実で温かい方々でした。初めてお会いした時から、真剣に話を聞いてくださり、こちらの会社や従業員のことをよく理解しようとしてくださったのが印象的でした。
実際に会社訪問をさせていただいた際も、現場の雰囲気が良く、社員の方々が笑顔で仕事をされていたのが印象的でした。「この会社なら安心して任せられる」と心から思えた瞬間でした。
そして、先方も私の会社を強く希望してくださったことで、双方に信頼関係が生まれ、譲渡を決断しました。
Q. 手続き面では苦労されましたか?
A. 想像していたよりもずっと楽でした。
M&Aと聞くと、たくさんの書類や複雑な手続きを想像して不安でしたが、実際には畠中さんがすべて整理してくださって、具体的に指示してくれました。
私は役所に行って必要書類を取得するくらいで、あとは全部お任せできました。
仕事と並行して進める中でもストレスを感じることはなく、本当にサポートが手厚かったです。
畠中さんが一歩先を考えて動いてくださったおかげで、安心して日常業務に集中できました。
Q. M&Aがいよいよ決まり、取引先やお客様にはどのように伝えましたか?
A. 契約が成立する2か月ほど前に、畠中さんと相談して伝え方を決めました。
あまり早く話すと不安を招く可能性もありますし、タイミングはとても大事だと思っていました。最終的には直接お会いして、一社一社へ丁寧に説明しました。
皆さん最初は驚かれましたが、「西村さんが1〜2年残ってくださるなら安心です」と言ってくださって、本当にありがたかったです。長年の信頼関係があったからこそ、円滑に引き継ぎができたのだと思います。
Q. 譲渡後の現在は、どのように関わっていらっしゃいますか?
A. 現在は役員という立場で残っていますが、現場に出ることはほとんどありません。
買い手である千代田企業さんがとても丁寧に引き継ぎを進めてくださり、安心して任せています。
月に2回ほど会社に顔を出すくらいで、今はのんびりと穏やかな生活を送っています。半年以上が経ちますが、トラブルも一切なく、本当にありがたい環境です。
Q. 最後に、M&Aを考えている経営者の方へメッセージをお願いします。
A. 会社を手放すというのは、誰にとっても大きな決断だと思います。
でも、私のように年齢や体力の限界を感じている方にとっては、会社を次の世代に託すという選択はとても前向きなものだと実感しています。
M&Aの一番の鍵は、「信頼できる担当者と出会えるかどうか」だと思います。
私は畠中さんに出会えたおかげで、すべてを安心して任せることができました。
何の不安もなく、何の手間もかからず、人生の新しいステージに進むことができたのです。
今は本当に穏やかで満たされた気持ちです。
「こんなに幸せな形で会社を終えることができるとは思っていなかった」――心からそう感じています。
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