CASE

M&A成約事例

有名和菓子店のスムーズな事業承継

  • 後継者問題の解決
  • 製造業

老舗和菓子製造会社の条件付きの親族内承継

 創業100年近い実績と信頼がある和菓子の製造会社。(A社)
地域でも昔から評判で、長く愛される商品を数々と生み出してきました。しかし、本家から分家である甥に事業を承継したことをきっかけに、業績が悪化していきました。
 そこで事業を立て直すため、本家のご子息が経営に参画。40代で他にやりたいことがあったため引き継ぐつもりがなかったご子息ですが、3年という期限を設け、事業を引き継ぎました。

第三者への承継すべく実行開始

 ご子息が引き継いでからコロナの影響もありましたが、見事に事業を立て直し、業績は大幅に改善していきました。当初の約束通り3年が経過し、2024年に入ってから第三者へ事業承継をするために動き出しました。

 A社が相談した金融機関を通して当社に連絡があり、譲受企業の探索を開始しました。業績が堅調に推移していることに加え、伝統的なブランドも有していたことから、1か月も経たないうちに同業種、異業種、ファンド等、複数の企業が買収に関心を示しました。

A社は譲受候補を3社に絞り、交渉を進めていきます。

オーナーの熱い想いが合致し、スムーズに譲渡が成立

 最終的に譲受企業として選ばれたのは異業種の企業でした。
事業譲渡における金額というよりも、「事業の伝統や価値を引き継ぎ、新しい価値を生み出したい」という譲受企業のオーナーの熱い想いに共感できたことが譲渡の決め手となりました。

 そうして、案件化してから5か月ほどでスムーズに譲渡が成立。異業種への譲渡により、更なる事業拡大が見込めるとA社は安堵しました。

今回の成約のポイント

①業績堅調、実質無借金経営で、事業にも非常に魅力のある企業であったこと。

② 同業、異業種、ファンド等、複数の企業が興味を示す競争環境を醸成し、A社にとって価格面で満足できる金額を引き出せたこと。

③A社のオーナーは、結果的に譲渡金額の多寡で選ばず、譲受企業の熱い想いに共感し相手先を選択。伝統的な事業を引き継ぐ先として相応しいとA社が安心出来たこと。

 

相談されたら断らない!

M&Aアドバイザーがご相談を伺います。
お問合せ・ご相談は
無料で受け付けております。

事業承継・会社譲渡・事業売却など、
何でもご相談ください。