CASE

M&A成約事例

貴重な技術や人員の引継ぎができる先への譲渡が成立

  • 後継者問題の解決
  • 製造業

3代続く金属切削加工業の事業承継

 今回は、東海・中部エリアで3代続く、金属切削加工業(鉄工所)の事業承継案件についてご紹介します。

3代目の社長にはご子息はいるものの、後を継がないことが決まっていたため後継者が不在。
また、事業としても主力の取引先が業績不振となり、売上が減少傾向にありました。
2代目オーナーである会長に相談し、事業継続が最優先課題との共通認識の下、取引金融機関へ相談することにしました。
金融機関により、当社が紹介され、事業継続を前提としたM&Aを決断されました。

100社以上のアプローチが実り、無事譲渡へ

 譲渡企業は大型加工機5台を保有する中小事業者であり、業種としても事業拡大を志向する譲受企業は少ない状況でした。100社以上に打診しましたが、候補探しは難航。
そうした中、近隣エリアで難易度の高い金属加工を手掛けている企業を見つけました。そこは、捌ききれない量の注文が殺到し、人手不足で困っていました。
当該企業に本件を打診したところ、自社の生産能力を補完できる設備や人員を擁していることを見込み、検討が進むこととなりました。

 トップ面談や現地見学を経て、譲渡企業が自社と同レベルの加工技術であることを確認。
さらに2代目オーナーが残留し、引き続き現場の取りまとめを行う意向も約束されました。技術や人員、組織的な対応を確認できたことから、譲受企業のオーナーはすぐに決断し、2回のトップ面談を経て1か月後に成約に至りました。

今回の成約のポイント

①長年培ってきた汎用性のある加工技術と、業者数が減少している大型MC加工機を持っていたこと。
②業務や技術のある2代目オーナーが継続して勤務すること。
③譲受企業が、譲渡企業に提供できる豊富な仕事量を有していたこと。

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