CASE

M&A成約事例

信頼できる金融機関を通じて、オーナーが理想とする事業承継が成立

  • 後継者問題の解決
  • 経営基盤の強化
  • 飲食業

多くの方に愛される人気の洋菓子店

 地域で名の通ったおいしい洋菓子店。パティシエが作る洋菓子は多くのお客様に人気で、常連客も多く通っていました。オーナーを含めた複数のパティシエが多くのアイデア商品を展開し、年商1億円を達成することもありました。しかし近年は、原材料の高騰の影響を受けて業績が低迷、赤字決算が続いている状況でした。

経営の引継ぎ手を探すことを決意

 70歳を迎えるオーナーはパティシエを兼任しており、洋菓子作りへの情熱は続いているものの、経営については引き継ぎ手を検討していました。しかし社内には後継者がおらず、外部の経営者を検討したが、業績低迷から事業を引き継いでくれる方が見つかりませんでした。そこで、長年付き合いのある金融機関に相談した結果、提携先である当社に事業承継の支援を依頼頂くことになりました。

一度は白紙になるも理想的な事業承継が実現

 当社が譲受企業を探していく中で、同じ関東エリアの同業A社が譲受の意思を示しました。事業譲渡後もオーナーの希望である従業員の雇用継続に同意し、人事面談を進めていました。しかし、赤字補填のため、事務所の空きスペースを利用してA社の新たな収益源を構想していたが、条件が一致しなかったため、A社への譲受は白紙となりました。
その後、改めて当社が紹介した、全国で和菓子店を運営するB社が興味を持ち、事業承継に向けての条件調整が開始されました。B社は事業拡大のために従業員の雇用確保と継続的な運営ができる事業承継案件を探しており、希望する条件に合致していました。さらに、同じ関東エリアにあるB社の和菓子店との連携により、洋菓子店のコスト課題を分散し改善できると判断されていました。洋菓子という新たな領域での事業展開も期待され、最終的にB社との事業承継が実現しました。

従業員とともに新たなステージへ

 オーナーは経営権を引き継ぐものの、これまでの従業員と共に、譲渡後も継続して情熱を持ってお菓子作りに取り組める関係者全員が円満となるM&Aとなりました。また、B社はオーナーをはじめとする従業員と共にこれまでの事業運営を継続し、地域の人気店としての存在を維持していくこと、さらに和菓子だけでなく人気洋菓子を傘下に入れることで事業領域の拡大が見込めることが成約の決め手となりました。このようにして、ご依頼者様は新たなステージへと進むことができました。

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